高校までの英語なら
テストで平均95点取れていれば
「○○さんて優秀だよね。」で
良かったはずです。

しかし、プロの翻訳者の場合は
そうはいかないです。

出来なかった5点分が致命傷の場合、
簡単にNG判定喰らってしまいます。

具体的にはどういうことか。

ココにヒントがあります。

まず、「訳抜け」はダメです。

訳抜けの場所にもよりますが、
致命的なミスの場合は1箇所でダメです。

問題は、どこが「致命的」なのか
初学者には自分で判断できないので
改善策が出せないことです。

次に、「印象点」というものがあります。
途中まで採点していて、
「どこがというわけじゃないけど、使えないなあ。」と
判定されてしまうと、
その後、答案は読まれなくなります。

採点者は暇じゃないですし、
そもそもトライアルの採点はお金を生まないので
「使えない」という結論が出た段階で終わり。
「どの程度使えないか」の判定作業に貴重な時間は回せないです。

さっさと切ってしまって、次の応募者の採点に移るのです。


翻訳会社には、「わたしのどこが悪いというのですか?」
というクレームが入るようですが、
質問するだけムダです。

「無いな。」と判定されたらそこで終わり。
婚活と同じかも知れません。。。

プロの世界はきびしいですね。


大学受験と異なり、
どこがダメだったから〜という分析データが得にくい点も
トライアル突破を難しくしています。

自分で自分のクセは見抜けないので
独学はとても非効率なのです。

やれないわけではないですが、
時間がかかります。

注意しないと何年かをムダにしてしまいます。


ちなみに1級の場合、
91点以上が合格となっています。

が、できなかった残りの9点部分の実力不足が
実ジョブで露見した場合、契約を切られます。

1級合格の看板だけで
トライアルナシで仕事が発注されることがないのは
そういうことです。

翻訳会社は簡単には相手(応募者)を信用しません。
会社独自のトライアルは必ず課されます。


だから多くのトライアル合格者は困惑するのです。

登録されただけで仕事が来ない、
仕事が来てもMTPEだけ、
それも来ないでくすぶっていたら派遣ならOKですけど
なんて連絡しか無いのです。

検定1級だけの話ではないです。
英検だってTOEICだって同じです。

相手が考えていることは
「金払うんだから、結果出してよ。」なんです。

高校までの「95点?スゴイね。」じゃないのです。

プロの世界では、検定・認定の肩書きに金は払ってくれません。

なのでソコから攻めようとすると
数年をムダにしてしまうのです。


DSC_0028