本当は知っている。

プロの世界が厳しいことを。

毎日毎日納期に追われ

大量の案件と格闘し

スクール時代には言われなかった

数万ワードにたった1箇所の誤訳や訳抜けを

厳しくとがめられ

精神を削りながら毎日仕事を続ける厳しさを。

だから本当はプロにはなりたくない。

プロになるために頑張っている自分に酔っていたい。

永遠に。。。


お金を払って生徒を続けていた方が夢を見られることを

私は知ってしまった。


お金が無くなったら派遣事務員に戻って

そこで小金が貯まったら、

また無限スクール列車に乗車すれば

ずっとずっと死ぬまで

夢を見ていられる。


そう決めた人に

どんなアドバイスも届かない。

だって夢を見続けることに決めたんだものね。





誤魔化しているうちに

50、60になり

もう老後だから

っていう言い訳もできるしね。


ねんねんころりこんころり
息も忘れてこんころり
鬼が来ようとこんころり
腹の中でもこんころり
楽しそうだね
幸せな夢を見始めたな
深い眠りだ
もう目覚めることはできないよ



さようなら翻訳夢子
安らかに眠れ
そして死ね