会員117(文系、主婦、2年コース)


【自分について】

アラフォー専業主婦、子供が2人(小学校低学年と幼稚園)、夫が転勤族。
簡単に私の経歴を書いておきます↓

高校2年から文系コース(理系科目なし)

私大文学部英米文学科卒

翻訳会社に勤務(コーディネーター兼チェッカー)

派遣社員として製薬会社にて事務兼英文事務(簡単な社内翻訳も少し)

出産を機に退職(ブランク約8年)

2019年2月より本講座を受講


【取り組んだ項目】

 岡野の化学シリーズ
 橋本の物理シリーズ
 トライアル関係
 CV関係
 トライアルレビューシリーズ
 その他ビデオ視聴(勉強法・初期と最新のビデオを中心に)
 P&G対訳(ビデオ視聴+一緒にTrados入力)
 Varianガスクロ対訳(Trados使用での事前の自力翻訳+ビデオ視聴)
 自力翻訳(Trados使用)→公開訳文との比較 2件(ガスクロ関係)
 トライアル応募先ピックアップ
 マスターCV作成
 メディカルバイオ関連の基礎について書籍・WEBの情報を中心に勉強
 イートモを使用した訳出トレーニング
(機械翻訳の訳出と自力翻訳の比較→イートモの訳例を参照)

【購入・導入したもの】

(学習開始直後)

 ノートPC(Windows 10、15.6型)
 レーザープリンター(モノクロ両面)
 外付けHDD 2台(各2TB)
 知子の情報
 秀丸
 Xmind
 E’Storage 2020

(開始半年後)

 Trados 2019
 EKWords
 翻訳ツール大全集
 翻訳支援ツールマスター講座(SDL Trados SSPコース)

(学習2年目)

 デスク・チェア(引越しがあったのでそれを機に専用のものを購入)
 デスクトップPC(Windows 10)+ディスプレイ32型
(本当はもっと大きなディスプレイを買いたかったのですがスペースの関係で断念)
 ATOK
 イートモ

<辞書>

 研究社 リーダーズ英和辞典 第3版・リーダーズ・プラス(LogoVista)
 ビジネス技術実用英語大辞典V6 英和・和英
 英辞郎Pro
(他に前から持っている紙の辞書が数冊あります)

<書籍>

 ブルース有機化学
 シュライバー・アトキンス無機化学
 基礎無機化学第3版[コット・ウィルキンソン・ガウス]
 イラストで見る化学実験の基礎知識第3版
 翻訳の布石と定石
 技術者のための特許英語の基本表現
 医薬翻訳者のための英語
 バイオテクノロジーの教科書(EURO版)
 MRテキスト2018 疾病と治療(基礎・臨床)
 その他「入門〜」「とことんやさしい〜」などのシリーズを10冊程
(分子生物学・免疫学・生物学・医療機器・分析化学・膜分離・統計学等)
 化学分野の本数冊
(金属学・コロイド等)



【学習の流れ】

2019年2月〜3月(1〜2カ月目)

ビデオのダウンロードとマインド系ビデオの視聴のみ

当時受講は下の娘が幼稚園入園して少しでも自分の時間が確保できる4月からと考えていましたが、割引制度があったため焦って2月に申込させていただきました。そんなわけでこの時期は1日中小さな娘がそばにおりましたので隙をみておやつ系ビデオ(マインド系・時間管理など)を見るにとどまりました。最初にマインド系のビデオを見たことで、講座で繰り返し語られる勉強に必要なマインドを知れたことは良かったと思います。

2019年4月〜10月(3〜9カ月目)

CV系ビデオ視聴
岡野の化学
岡野の化学に関連する明細書に目を通す

ここからやっと本腰を入れて講座の勉強を始めました。

高校2年から文系コースに進み全く理系の基礎がない私には本当に「有機化学とは」「原子とは」…からのスタートでしたが、それだけに化学の勉強はとにかく新鮮で、しばらく子育て一色だった自分には楽しい時間になりました。

皆さんおっしゃっておられますが、わかりづらい概念もわかりやすい例えを使って説明して下さり、画像をノートに切り貼りすることでイメージが脳に刻まれるので、全く理解できずに次に進む、ということをせずに済みました。

化学の知識がどのように特許に生かされているかというところまで触れられていますので何のために勉強しているかという実感を持ち続けながら取り組めた点も良かったです。
「岡野の化学シリーズ」は今後、再度視聴したいと思っています。

2019年11月〜12月(10〜11カ月目)

P&G対訳シリーズ
同時にTradosの操作に慣れる

当初の計画では「岡野の化学」を終えた時点ですぐに「橋本の物理」に取り掛かる予定でしたが、岡野に半年以上かかってしまうと予想しておらず、気持ち的にここで一度焦りが生まれました。

そこで先に対訳シリーズを視聴してTradosの操作にも慣れることで、実際の明細書翻訳の手順とその中でどの様に理系知識が必要になってくるのかを知りたい気持ちが強くなり一度P&G対訳シリーズに取り組むことにしました。

対訳シリーズは実際の翻訳をゆっくりとしたテンポで再現して下さっており、Tradosを操作しながら視聴したことで今後の仕事へのイメージも具体的に持つことができたので自分としては良かったと思っていますが…

2020年1月〜2月(12カ月〜1年1カ月目)

橋本の物理

2020年3月〜4月(1年2カ月〜1年3カ月目)

引越しなど

ここで少し時間をロスしてしまっています。
夫の転勤の関係で遠方へ引越し→子供たちの転校・転園→祖母が亡くなる→やっと落ち着くと思ったら長引くコロナ休校(1日中家の中で子供と閉じこもる日々)…と落ち着かない日々が続きました。この時期はビデオ視聴やちょっとずつ明細書等を読むにとどまってしまいました。

2020年5月〜8月(1年4カ月〜1年7カ月目)

Varian対訳シリーズ
トライアルシリーズ

2020年9〜10月(1年8カ月〜1年9カ月目)

ガスクロ関連の明細書をTrados使用して自力翻訳、既出訳との比較(2件)

Varianのシリーズが面白く感じたこともあり、この辺りまでは専門分野は分析機器にしようかと思っていました。

2020年11月(1年10カ月目)

専門分野を「バイオメディカル」に決定し、書籍と企業ホームページなどWEB情報を基に、メディカル分野の基礎を学ぶ

2020年12月(1年11カ月目)

イートモを購入して対訳トレーニング
「抗体」や「免疫」等バイオに関連するキーワードで検索して対訳トレーニングをしました。

2021年1月(1年12カ月目)

一社目トライアル受験(チェッカー・MTPEも可として受験)
チェッカー・MTPEとしては合格

トライアル原稿は応募したその日に送っていただけました。

和訳での応募でしたが日英、英日双方向での受験が必須とのことでした。正直苦手と感じている分野のもので、特に和訳は調査に時間がかかりました。講座の手法を参考に対訳があるかないか検索→関連文書に目を通してから翻訳しましたが、背景知識への理解がまだまだ足らず用語の検索に時間がかかってしまったことが大きな反省点です。

今回は時間に大変余裕がありましたので何度も見直しをし、対訳表を作りながら進めることができましたが、時間に余裕がない中で、最初にどこまで内容理解に時間を割けるか、というのはトライアルを重ねる中で処理スキームとともに模索していくしかないと感じました。

トライアル原稿の作成中はやはり集中度が一段階上がる感覚で、知識の定着度も違った気がします。決して普段真剣に勉強していなかったとは自分では思いませんでしたが、こういうことかと…(大変遅くて申し訳ないです)。

フィードバックも頂けたので色々な意味で今後の糧になりました。
ここからは定期的に応募していきたいと思います。


2021年2月現在

採用の連絡後続けて依頼を頂き、2件チェッカーとしての実ジョブお受けし、納品しました。

CVに書ける実績を増やしたいことと、実際のお仕事のやり取りに慣れたいこと、投資(辞書や書籍代等)にかける資金がなくなってきたこともあり、チェッカーでもMTPEでも依頼が来ればしばらくやってみようと思います。

常に「このジョブは自分の成長につながっているか」「貴重な勉強時間を無駄にするようなことになってはいないか」を自問自答して、翻訳会社との関係性ができた頃に今一度翻訳でのお仕事について交渉してみたいと思います。

現在は、講座で紹介されていた知財検定の過去問(バイオ分野)を使って対訳を検証しながら(カラーマーカーでフレーズ対応)、Tradosに用語登録、背景知識の拡充を進めています。


【反省点】

 単純に勉強時間が足りない

講座の中で管理人様が何度も「講座ビデオはビタミン剤、本当の勉強はその他に自分で手を動かしてください」とおっしゃっています。受講当初、あまりにも大量のビデオの中から絶対必須のものだけでもかなりの量があり、「このビデオを視聴してさらにその倍以上の勉強をするなんて…」と思っていましたが、今は本当にこの言葉通りであることがわかります。ビデオを見ているだけでは決して実力は上がりません。

ただその教えを自分の生活に当てはめていくのはなかなか難しかったです。

基本的に日中自由になる最大限である1日4〜5時間の勉強時間を確保するようにはしていましたが、子供の長期休みの時期や行事関係等、ペースが乱れたときにその分をうまく取り戻すことができませんでした。睡眠時間を削ると体調を崩してしまうタイプで主婦業に差し支えてしまうので睡眠時間を大きく削ることもできませんでした。

勉強時間は全部で1500時間に届かないくらいです(視聴したビデオは1200本程)。
そのせいで、「理系知識+Trados操作+対訳勉強」まで来るまでに時間がかかりすぎてしまいました。

他の方の受講感想も読ませていただきましたが、この「自分のレベルに必要な勉強時間の総量」と「講座の受講期間内に結果を出す」ことの兼ね合いが一番難しいと感じます。


 分野選定に迷いがあった

さらに、その少ない努力時間の中で分野選定に迷いがあったことも反省点です。

自分の経歴と興味の方向ではメディカル分野に行きたい気持ちがありながら、迷いがあり絞り込むのが遅かったため時間をロスしてしまっています。もちろん無駄な勉強ではありませんが、最短で結果を出すためにはもっと早くに分野決定するべきでした。


 優先順位の選定が甘かった

講座のビデオの中で、管理人様が「これくらいすぐやりなさいよ!」とおっしゃったことはすぐに取り組もうと意識していたのですが、時間が足りず、あっちもやらなきゃこっちも…と中途半端になってしまった感があります。焦りもあったのだと思います。

優先順位をびしっと決めて、今の自分に最優先のものからひとつ取り組んだら腰を据えて全部やりきる覚悟が足りませんでした。


【講座を受講して良かったこと】

これはもう一言には収まりませんが、とにかく受講前と受講後ではマインドが全く変わりました。講座を受講していなければもっともっと時間を無駄にしてトライアルのチャンスも得られなかったかもしれません。何より2年の間何の指針もなく、収入にも繋がらないままでは勉強を続けることはできなかったと思います。

言動が厳しいとの評価もあるようですが、管理人様のおっしゃっていることは本当の事ばかりだと感じます。優しい言葉ばかりの夢見事を聞かされるよりは、よっぽど納得がいきました。

あとこれも大事なことですが、おかげで他のスクールを受講するなどの道は全く目に入らなくなりました。この講座で成功しなければ、他でやっても無駄だとわかったからです。

以前、通信講座(産業翻訳)の入門コースを受講したことがあります。薄いテキストと少しの添削課題を与えられ、入門コースが終わればまた次のコースへという感じでした。全部のコースを終えれば本当に仕事につながるのか?それは何年かかるのか?実際に仕事が来た時に本当にこなせるのか?など漠然と「これでは無理だ」と不安を感じてすぐに辞めてしまいました。今考えるとその漠然とした感覚の理由がわかります。

管理人様の講座では「プロとして必要なレベルから期限を決めて逆算」して今の自分に足りない部分を補っていくという発想なので、根本から今まで見てきた講座とは違います。必要な情報は全て講座で網羅されていると思いますし、これ以上の多角的な視点からの情報は何処に行っても出てこないのではないでしょうか。おかげでもうお金と時間を無駄にしなくて済みました。

講座受講終了までに翻訳者としての実ジョブまで行けなかったのは残念ですが、「道筋は見えている、あとは努力を重ねるだけ!」と思えるようになったことは大きな収穫です。この先やるべきことはまだまだ山積みですが、何をやれば良いかは明確に示されていますので必ず結果を出します。目標は1年以内にバイオメディカル分野で翻訳者として上位合格し、来年は年収300万円以上で立ち上げたいと思っています。


【翻訳コーディネーターの仕事について】

興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので少し触れますと、翻訳会社の状況及びコーディネーターの仕事についても講座ビデオで語られる場面もありますが、管理人様のおっしゃることはすべて当たっています。

ただし、レベルの高い大きな翻訳会社とわたしの勤務していたような小さな翻訳会社だと少し状況は違うかもしれません(社員の知識レベルについては特にそう思います)。

わたしの勤務していた会社は社員の数が少なかったので、コーディネーターといっても案件の依頼、進行から訳文のチェック、レイアウト作業から経理、時には見積もりや納品などクライアント対応など、営業以外は一通り全てやりました。非常に忙しかったです…納品が立て込むと昼休みも取れずそのまま昼ご飯も夜ご飯も食べず夜遅くまで…なんてことも結構よくありました。

程度の差はあると思いますが業務に対して人数ギリギリで回しているところが多いように思うのでどの現場も結構忙しいのではないでしょうか?

なので講座でも触れられていますが、コメントのつけ方にしてもやり取りにしても相手の時間を無駄に使わせないということは気を付けなければならない重要なポイントだと思います。レスポンスの速さも大事だと感じます。当たり前ですが納期遅れはよほどの事情がなければもってのほかです(その後の工程がありますのでちょっとでも早いと助かるはずです…)。

管理人様のおっしゃる通り、翻訳力も大事ですが結局は人と人とのやり取りなのでどんなに優秀な方でも「面倒くさい人」「一緒に仕事をしたいと思えない人」はやはり積極的にお仕事を振られることは難しいと思います。今度は逆の立場になるわけですので、私も改めて肝に銘じたいと思います。

以上、長くなりましたが受講感想とさせていただきます。

ブログもせず、全然連絡もせずダメダメな受講生でしたが、この講座を受講できたことを心から感謝しております。誇張でなくこれからの人生が全く変わりました(私だけでなく家族、とりわけ子供の人生も変わったと思います)。
本当に有難うございました。



506A2668




※受講生の背景は様々ですが、文系で時間の無い主婦の方が2年間でプロとしての稼働実績を残して講座を卒業、というのはなかなか厳しいものがあると思います。理系のベースがかなりある人であれば2年で可能だと思いますし、これに専門知識が加われば1年半ぐらいまで圧縮できる感じです。しかし、そうでなければ岡野の化学と橋本の物理、加えて数学の一部と生物学の独学を加えるとこれだけで1年では足りないはずです。こんなに時間がかかるはずはないという思い込みから多くの人がここで焦ってしまい、特許明細書等へ進んでしまって知識と運用スキルを組み合わせるという講座履修のスケジュールが歪んでしまう傾向にあるようです。単純に勉強時間が2倍あればプロとして稼働実績が残せたと思いますが、これは環境の厳しさから致し方ないと思います。物理的に不可能であるなら、単純に期間を延ばしてあと1年がんばるだけです。引き続き積み重ねて、必ず投資した労力と時間とお金は回収してください。趣味の勉強でいいなら別ですが、そうでなければ最後までやりきるしかありません。結果を出すと決めて、未来の自分との約束を果たすべきです。とりあえずお疲れ様でした。