※一切、手は加えていません。そのまま掲載します。※



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こんにちわ。特許翻訳者のサルと申します。

私は、大学も出ておらず、理系の知識はゼロ、特許明細書は読んだことがないという状態から、このレバレッジ特許翻訳講座を受講して9ヶ月目で最初のトライアルに合格し、プロの特許翻訳者になることができました。

これから特許翻訳者を目指す皆さんに、私は自信を持ってこの講座を推薦することができますが、どんなに優れた講座でも、使い方を誤れば結果を出すことはできません。

今回、この講座の主催者の方から、この講座について一文を書いてくれとありがたくも依頼を受けましたので、この講座について私が感じ考えた範囲のことを書いていこうと思います。


■どうしてこの講座を選んだのか。

一番の理由は、この講座の内容が、こうすれば自分でも特許翻訳者になれるのではと想像していた勉強内容と最も近い内容であったからです。

私がこの講座に出会う前は、大量の特許明細書の英日対訳を読み合わせれば、特許明細書の様式、文体や表現、理系知識をワンステップでマスターできるだろうと考えていました。
この考えは、この講座の主旨の一部と合ってはいましたが、私の場合、理系の知識が中学生以下の水準でしたので、独力で特許翻訳をマスターするのは不可能でした。

また、他の多くの講座は、その期間に勉強する内容が少なすぎて、この量ではプロになれるだけの知識と技術が身につくのは難しいだろう考えていました。
その点、この講座は、特許明細書を大量に処理するということでしたので、これなら、理系学習の指導もしてもらいながら、プロになるための勉強ができるだろうと思いました。

その上、この講座は、そういった他の講座と比べても、同一期間で比較すると受講料がかなり安く、その上、1つのコースでゼロからプロになるまで指導するというものでしたから、価格で決めた部分もあります。


■講座を選んだ感想。

かなりの時間を投入して努力する必要はありますが、短期間で効果が出るためにやりがいを感じやすく、プロとなるまで大いに楽しんで受講することができました。もちろん、大いに苦しみもしましたが。
勉強する内容は非常に多いですが、プロになってみてから振り返ると、これがゼロからプロのスタート地点に立つために必要な最低量だと分かります。
これ以下の勉強量では、どの翻訳会社のトライアルにも合格できなかったでしょう。

それでも、1年間で結果を出せるように、講座の内容からは、余計なものはすべてそぎ落されていますので、効率的な学習ができます。

私の場合、この効率的な指導方法で一番大きな成果が出たのは、理系の知識に関してでした。
特許翻訳をする上で、ここまで理解しなければ正確な翻訳はできないが、ここより深く理解する必要はないという、知識の見切り方についてしっかり指導していただいたおかげで、受講開始時に中学生以下の理系知識しかない私でも、特許文章に取り組むYコースに入ってから7ヶ月ほどで、最初のトライアルに合格することができました。

受講料は、講座がカバーする範囲と量を考えれば、非常に安いと思います。
同じ内容と量を他の講座などで勉強しようと思えば、数年の期間と百万円以上の受講料はかかるのでは、と思います。


■こんな人には向くが、こんな人には向かない。

特に理系知識ゼロからのスタートという場合は、特許翻訳を勉強する目的が明確で、そのために努力できるという方ならやり通せると思います。
特に、達成したい目標があって、その手段として特許翻訳を選ぶという人は、高い確率で成功すると思います。

逆に、特許翻訳者のイメージに憧れて。。。という人は、内容の厳しさから途中で挫折するのではないでしょうか。

また、この講座はe-ラーニングですので、講師との関係だけがすべてです。仲間がいないとモチベーションが持続できないというタイプの方には不向きでしょう。
逆に、勉強は一人のほうが性に合う、講師との二人三脚だけでプロまで駆け上がろうという意識の方には特に向いていると思います。


■講座の効果的な活用法。

この講座は、特許翻訳のやり方を一から教えてもらうものではなく、特許翻訳を身に付ける方法論を教わる講座だと理解してほうがいいのではないかと思います。。

最初はなんでも講師に相談する必要がありますが、それでも、特に特許文章、明細書に取り組む時は、まずインターネットで検索するなどして、自分で調べるようにして下さい。
それでも分からないときに、経緯と理由を整理した上で、講師に質問するようにしてください。
はじめは面倒臭いと感じるかもしれませんが、そうすることで、考える力、調べる力、ひいては問題解決力が短期間で養われ、そのうちに、明細書の内容について講師に質問する必要がなくなってきます。そうなれば独立事業者としてのプロ翻訳者の姿勢に近づいたと言えるでしょう。

ITスキルについては、これは完全に作業のノウハウですので、分からないことはどんどん質問していけばいいと思います。

次に、特にITスキルと特許文章の基礎を学ぶ最初の半年ほどは、講師の言うことにはすべて従うようにして下さい。これは、この講座の手法の基本型を身につけるまでは絶対に必要なことです。
空手やバレエを教わるのと同じと考えて下さい。はじめから講師の言うことに従わず、自分の考えを取り入れようとすれば、骨折してリタイアすることになるでしょう。
型が身についた後で、自然と自分のスタイルを確立しなければ先に進めなくなる時が来ますので、それはその時までお預けにしておいてください。

また、この講座で教えることはすべて必要最低限のことですので、これ以上の最短距離はないことを理解してください。テキストのどこを端折っても、うまくいかなくなることが分かるでしょう。

初心者であれば、講師が勧める仕事道具や辞書、書籍などは、出来る限り手に入れ、使いこなせるようになって下さい。
高額なものが多いので躊躇すると思いますが、どれも翻訳のスキルを磨き、翻訳者の体を守るために必要なものばかりです。
はじめにTradosを買わなければ何も始まらないので当然ですが、その他も買えるものは予算と相談しながら出来るだけ買い揃えるようにすることをお勧めします。

逆に、まだプロになっていない時点で、どれだけ身銭を切れるかどうかで、自分がプロになる覚悟がどこまであるのかという目安となります。
ゼロから1年でのプロ入りは、覚悟がなければ達成はできないものです。もし自分の覚悟に自信がなければ、お金をドブに捨てることになるので、諦めたほうがいいと思います。

それに、高額の投資をすると、投資を回収せねばという意識が働き、より身が入ります。背水の陣を組むことは、この場合有効だと思います。

私は早いうちにレーザープリンタに大量のコピー用紙、大型TFTモニタに専用の椅子、最低限の電子辞書を買い揃えたおかげで、この期間でプロになれたのだと考えています。


■他の講座との比較。

他の講座は受講したことがないので比較はできませんが、上に書いた、私が多くの特許翻訳講座の中からこの講座を選んだ理由を参考にしていただければと思います。


私がプロ特許翻訳者になるまでの経緯や、特許翻訳者としての現状については、私のブログ「サルでもできる特許翻訳」(http://patsaru.net)でも公開していますので、興味があればぜひご覧ください。


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「え?おさるさん、カワイソウ。無理やり書かされたに違いないよ。」
「本当はどうなの。」
「直接聞けばいいじゃん。」

という方は、ご本人のブログからどうぞ。

私は一切関知しておりません。。。